断面

きたいえきたいこたいのこと

明けない夜はないさぁー

自分はずっと勘違いしてたんだ。と思ったけど、それよりもずっと前から勘違いしたまんまだったのかもしれないです。

自分のためにいろいろしてくれた人に対して、それを当たり前だと思って、むしろ、自分にそうしてくれるひとがいても、別に特別な事だと思ってなかったというか、あなたがそうしたくて、そうしてるんでしょ?って思ってた。

お母さんに対して、ずっと恨むような気持ちを持っていて、もうその時の気持ちなんて忘れてるのに、そう思い続けることをポリシーみたいにかんじて、意地を張ってるみたいにずっと、何も言わないでいる。
自分がそうし始めたくらいから、助けの最後の砦が崩れ始めてるんじゃないかな、って思っていた。

小さい頃から、神様が見守ってくれてるみたいに、悪い事は自然と最悪の事態にはならずに来ていたし、耐えきれないような気持ちのトラウマを感じたりすることもなかった。
見えないものだったり、身近な人にひとに、いつでも助けられて生きてきてたんだよなぁって思う。

自分で自分の事なんか本当に何もわからないのに、どうして自分の事を大事に思ってくれる人がいる事を当然のように思えてたんだろう。

自分に他の人と違うような魅力なんて無かったのにね。
あると思ってたけど、無かったんだよ本当は。これが最近知った勘違いの事。
俺の「個」としての魅力はなかったみたい。

大事に思ってくれてきた人に、何もしてあげれてなかった。だからみんなどこかえいってしまった。というか、自分のひどいわがままのせいで、振り払うように遠ざけてしまった。
自分が本当に1人になっちゃった、と思った時に、その人たちにはもう別の人がいて、相手をしてくれる友達たちにも、大事な人がいて、自分は残ってしまった。
自分で自分を、かわいそうだと思っていた。

でも、かわいそうなのは、自分を大事に思ってくれていて、全てをかけてくれたくらいの人たち。
その人たちの事をその時々で、かわいそうだと思っていたかどうかわからない。自分が正しいんだから。とか思って、相手の気持ちとか、客観的な判断ができていなかったと思う。そもそも、客観的な見地からの判断なんて、自分たちの関係には、不要だ、くらいに思ってた。

俺がちゃんと大事にしてあげられなかった人たちは、その時に深い傷を負って、だけど、強く生きるためにその跡もいい思い出、って思えるように時間をすごして、大事にしてくれる人と一緒になっていく。

俺が知ってるその人を、「ずっと大事にする」って心に決められたその(男の)人の心境を考えてみたりした。
きっと俺と似たような気持ちになるようなことがあっても、もっと大事な事をちゃんと忘れずにいられる、ちゃんとした大人なんだろうね。

自分がどうしたってなれないとおもってる大人が、そーいうひとたちなんだよ。

自分もどこかで、決める、時があったんだよ。

だけど、できずに生きてる。

誕生日にお母さんが子供の時の写真をいっぱい送ってくれた。
子供の頃に戻りたいよ。死にたい。