断面

きたいえきたいこたいのこと

おれしかいない

身近にいてくれる人がいた時は

一人でいても不安ではなくて、ちょっとさみしいな

くらいで、あと、一人がこわいていう感覚もなかった

 

そーいうひとがいなくなると、不安でさみしくて

一日を一人で終えるのがほんとにつらくて、

だれか人にいてほしいし、

ようやくねて、朝めがさめて「自分はひとりなんだ」

とおもうとほんとたまらなくなったものでした

 

でも最近はしかたなくひとりでいるしかないことがわかってきたのか、

一人になれてきた

 

とおもったらやたら一人がこわい

 

こわいというのはおばけがこわいとか、そーいうこわい

 

カーテンの隙間がこわい

夜がこわい

すりガラスがこわい

背後がこわい

 

仕事からかえって電気をつけると

だれか寝てる!

と思うと羽毛布団だったり

 

パソコン観てる視界のはじっこに

人の顔がこっちをむいているのがみえる!

とおもうと、白いバッグのうえに黒いズボンがぐしゃっと

のっているだけだったり

 

ソファに人の二の腕が!

とおもったら毛布の一部が筒状になってただけだったり

 

しかも、時間が経ってそれらをまたみてドキッとしたりする

こわい!

 

ぼかぁ、ばかなのかな?

 

 

 

だけど一緒にいてくれるひとがいたときには

それを疎(うと)ましく思ったりしてて、

他にだれもいないから きみしかいないだけ

だとか思って、

自分たちの関係はいったいなんなのかな

なんておもっていたりして。

 

だけど、いなくなると、誰もいないのに人の気配を

なんでもないモノから勝手に感じちゃって

しかもそれを「こわい」と感じている

 

ふしぎなメッセージのようだね

 

 

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