断面

きたいえきたいこたいのこと

涙はサイン

youtubemで曲を流しながら、デスクトップのデータを整理していた。

写真とかムービーとか、メモとか、色々散らかっていて、日付を見ると、2012年とかだったりする。たった4年前か、と思うくらいいろんなことが変わった。
時間が流れていることは知っていても、1週間、1ヶ月、季節の変化を感じないまま、ここ2、3年は過ごしていた。
文字盤のない、どこが上だかわからない時計を、窓のない部屋の壁にかけて、いつだって夜みたいだった。だからそれまで電球をあつめていたのかな。
自分の中の見えないところが淀んで、少しずつ少しずつ濁って、どろっとしてきて、くさくなって、それでも見えない。だけど、何かの拍子に自分にサインを出してくる。それは昔の写真を見たとき、部屋でふざけてるムービーを見たとき、ソファの縫い目を見たとき。
 
マッチ売りの少女だから、現実逃避の妄想なんだろうけど、自分には、幸せだった過去を思い出してるように見えて何度も何度もみてしまう。
もう一回みたくて寝るのに、二度と見れない夢を、何回もみてるように。

 

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