断面

きたいえきたいこたいのこと

夜をあけて

ずっと夜でみんな静かにしていればいいのになとおもう

 

夜明けをまたないで

夜を開けて夜の中にたちどまっていたい

 

砂漠の中をあるいていて

見回す限りずーっと先まで砂漠

 

でも、このまままっすぐいけば

いつかたどりつくと思って歩いていた

ふくろうが頭上をまっすぐ進行方向へ飛んで行った

 

だけどその先も延々砂漠なだけだ ってわかってしまった

 

イヤホンで聴いてる音楽は

電池切れのipodから流れているはずもなくて

記憶の中で延々と繰り返す曲だった

「ごめんね」って何回も

 

夜が明けたら

またあの騒々しい太陽の下を

あてもなく歩いていくことになるね

 

どこでもいいから

どこかで待ってて